棄国子女: 転がる石という生き方
片岡恭子(著)

著者片岡恭子さんが赤裸々に体験を綴った本だけに、読むことで彼女のこれまでの人生を疑似体験することとなる。彼女が問いかけてくる言葉はどれも苦しいが力強い。

人生は一度しかない。刷り込まれた幻想に振り回されるのはもうやめよう。自分の人生の責任を取るのは自分だけなのだ。どこまでも自分の意思に忠実に生きたい。国にも他人の目にも絶対に殺されはしない……

日本の外で暮らすわたしにとってはうなづきどころ満載であり、痛快でさえある。

家族とは、親とは、国家とは、社会とは、常識とは、幸せとは、教育とは、労働とは……辛辣な批判も多いが、視点はやさしい。その洞察力から繊細さと頭の良さが伺い知れる。だからこそ世の中の闇の部分も敏感に感じ取ることができるのだろうか。

家族との確執、日本で感じる閉塞感、同調圧力の異常さ、辛さ、疑問、不信、不条理、理不尽……押しつぶされて気が狂うぐらいならと南米に自分を逃すべく旅に出た。彼女はそれを「緩慢な自殺」と呼んでいる。南米での体験は壮絶だ。そんな中で、いろんな角度から常に「生きること」を考察している。まさに、死ぬ気になって生き方を模索した記録は、究極の幸福論といえるのかもしれない。

現代の日本を生き抜くことに疲れている人にとっては、ひざを打つメッセージもたっぶりみつけられる1冊だ。

片岡恭子さんのプロフィールはこちら

 

yahoi著作紹介&レビュー@広場棄国子女: 転がる石という生き方 片岡恭子(著) 著者片岡恭子さんが赤裸々に体験を綴った本だけに、読むことで彼女のこれまでの人生を疑似体験することとなる。彼女が問いかけてくる言葉はどれも苦しいが力強い。 人生は一度しかない。刷り込まれた幻想に振り回されるのはもうやめよう。自分の人生の責任を取るのは自分だけなのだ。どこまでも自分の意思に忠実に生きたい。国にも他人の目にも絶対に殺されはしない…… 日本の外で暮らすわたしにとってはうなづきどころ満載であり、痛快でさえある。 家族とは、親とは、国家とは、社会とは、常識とは、幸せとは、教育とは、労働とは……辛辣な批判も多いが、視点はやさしい。その洞察力から繊細さと頭の良さが伺い知れる。だからこそ世の中の闇の部分も敏感に感じ取ることができるのだろうか。 家族との確執、日本で感じる閉塞感、同調圧力の異常さ、辛さ、疑問、不信、不条理、理不尽……押しつぶされて気が狂うぐらいならと南米に自分を逃すべく旅に出た。彼女はそれを「緩慢な自殺」と呼んでいる。南米での体験は壮絶だ。そんな中で、いろんな角度から常に「生きること」を考察している。まさに、死ぬ気になって生き方を模索した記録は、究極の幸福論といえるのかもしれない。 現代の日本を生き抜くことに疲れている人にとっては、ひざを打つメッセージもたっぶりみつけられる1冊だ。 片岡恭子さんのプロフィールはこちら  海外事情に詳しい、海外在住のライター、メディア・コーディネーター、フォトグラファー、トランスレーター(通訳、アテンド)を探す、繋がるサイト